家族を包み込む、火のある暮らし
ソトが楽しいのは暖かい時期だけ!と思いこんでいた。
非日常な時を少し・・・のつもりではじめた大きなアウトドア暖炉。
昼間はオブジェのように佇んでいて、まるでひとつのアートのよう。
夕闇で灯りとともにゆらめく炎が、寒空の下で冷えた身体を暖めてくれ、家の中とはまた違った心地よさがある。
「寒い時期の焚火はいいよ!」と聞いたのを思い出していた。
暗闇の中で揺らめく炎、暖かさ、パチパチと薪の爆ぜる音を聞きながら・・・
しばらく炎に魅入ってしまい妻の呼ぶ声でようやく我に返った。
ソトは季節にあわせてお気に入りの過ごし方ができる大切な場所・・・
あまりソトに出たがらない母もかまどで新米を炊くのを楽しみにしてくれるようになった。
孫と薪を細く割って「はじめチョロチョロ、中パッパ・・・」。
毎回おこげの量が変わるのも話題の一つ。
かまどごはんで作るおむすびは塩だけで絶品!我が家の究極のソト飯。
ほんのささいなコトだけど、日常にある”火日常”がゆるやかに家族を 包み込んでくれているようだ。
ストーリーが生まれた背景
今回は、「火のある暮らしの魅力」を紹介するストーリーです。
ソトニアルが考える、3つの魅力をご紹介いたします。
不便な環境だからこそ生まれる家族間のコミュニケーション
不便の多い外での料理や食事では、普段できないような体験ができるのが魅力です。
火をおこす、かまどでごはんを炊くなどの体験を通して、
家族のコミュニケーションも生まれます。
燃える炎を挟んで家族が向き合い、お互いの表情や会話をすると、普段のリビングとは違う楽しさがあります。
外で過ごすことは不便も多いです。便利な調理家電などもありません。
しかし、この環境が「想像力」を膨らませてくれます。
例えば、火起こしをしようと思ったときに、”落ちている葉っぱや小枝を拾って焚き木に使う”という発想が生まれたりします。
不便を体験するからこそ生まれる利益です。
焚き火を囲んで、自然を味わう
また、焚き火自体にも魅力があります。
最近は「生の火を見たことがない」という人も増えています。
火を見ること自体、自然を体験できる絶好の機会ではないでしょうか。
焚き火で料理をしようと思うと火加減も大切です。
火からの距離や火の量など作りたいものに合わせ薪をくべ、調節する体験も貴重な経験となります。
3世代の家族などであれば、上の世代の方が過去に経験していた知恵を教えてくれるかもしれません。
火を囲むことで多世代交流の機会も創り出すことができます。
焚き火の準備をご紹介!
焚き火をするまでには準備が非常に多くあり、スイッチひとつでできるわけではありません。
簡単にご紹介いたします。
まずは火起こしの準備。薪割りをして焚き付け用の薪を用意します。
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火起こしがしやすいように薪を細かくすることや麻紐をほぐします。
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薪などをくべて火をつけたら、薪に火がしっかりつくまで我慢する時間も必要です。
このように焚き火では、体験や経験できることが多くあります。
食事を楽しむだけでなく、夜には焚き火の炎を灯りにまた家族を囲み、炎のゆらぎを眺めながら非日常な時間を過ごせるのも魅力です。
ソトニアルでは、『焚き火体験プログラム』を行っております。
こちらのプログラムを紹介したブログもございますので、是非ご覧ください。
かまどで炊くご飯の美味しさ
このストーリーでは、かまどでご飯を炊くシーンも描いています。
炊飯器がある現代ではかまどでお米を炊くことは珍しくなりました。
最近の家電ではふっくらと、かまどで炊いたような仕上がりのお米が簡単に炊けますが、出来上がりのムラやおこげのつき方が毎回違うのが外でごはんを炊く魅力でもあります。
かまどの蓋を開けて出来上がっているのを確認する瞬間はとても興奮する体験です。
ソトニアルでは焚き火体験のワークショップや焚き火アイテムの取り扱いもしています。
●焚き火体験ワークショップ
●焚き火アイテム一覧(プロダクト-焚き火)
https://sotoniaru.com/product_hush/bonfire/
まずは焚き火体験でその魅力を体感していただき、家族や友人とコミュニケーションする機会として「火のある暮らし」を取り入れていただけたらと思います。