夏に強い家族
それにしても暑い。 温度計はもう40度を超えている。
それでも子供は「ソトで遊びたい」と言う。
熱中症になりはしないかと心配だが、 暑さ対策をしっかりと行えばきっと大丈夫だろう。
庭に簡易ウッドデッキを置き、 その上には水をたっぷり張ったビニールプール。
夏の強い日差しはキャンプ用のターフで遮ることに。
便利なシャワーとホース用蛇口の付いた立水栓に
家庭用のドライミストを繋いで撒けば、 辺りはそれだけで涼しく感じられる。
暑さにぐったりとした愛犬も、はしゃぐほどだ。
知恵と工夫次第で、 快適に過ごす道はいくらでもある。
夏のソトは私たちにそんなことを教えてくれた。
そして夏の太陽は家族を強くしてくれる。
ストーリーが生まれた背景
こちらのストーリー「夏に強い家族」は、夏との付き合い方が「へたくそ」になっていると感じた家族の事例をストーリーにしています。
夏の不快な暑さを和らげる環境を自宅に作り、夏の太陽と上手につきあおうと考えた家族のお話です。
地球温暖化の本質はよくわかりません。
でも、夏の暑さは毎年毎年、記録を更新しています。
夏になると「熱中症」が必ず話題になり、悲しい事故や健康被害が発生しています。
でも、それは夏のだけのせいなのでしょうか。
夏の太陽と正しく付き合うことができれば、
健康に不可欠な栄養素を生成できたりストレスに強くなるなど、悪い面だけでなく、良い面もたくさん期待できます。
例えば、紫外線を浴びることでビタミンDが作られます。
ビタミンDには免疫力を高めたり骨を丈夫にする働きがあります。
また、暑さを感じることで新陳代謝が上がります。
体内の温度があがると血行が良くなり内臓の活発化につながり、老廃物を輩出しやすくなったりします。
多少不快に感じる温度でも、少しだけつきあえば体内は活性化し健康維持を促進させます。
さらに日光には体内時計を整える作用もあり、また眠気を誘う「メラトニン」を減らす働きもあります。
そのため、朝、日光を浴びることでスッキリ目覚めることができます。
さらに「幸せホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」が増えることで、気持ちが安定し、ちょっとしたことでも幸福感や満足感を得られやすくなります。
それは持続的な精神の安定に繋がります。
これらは冬の太陽よりも夏の太陽の方が優位性が高いと言われています。
つまり夏の太陽を正しく理解すれば、肉体的にも精神的にも健康に対して
よい効果が期待できるのです。
厳しい暑さのなかエアコンが効いたウチで過ごすことは確かに熱中症を抑制します。
しかし、上手に熱中症対策をした上で、夏のソトと上手に繋がることも大切ではないでしょうか。
「夏に強い家族」のストーリーにはそんな想いが込められています。