夢に描いた、花に囲まれた暮らし
子供の頃にあこがれた職業はお花屋さん。
きれいな花に囲まれて、楽しそうだなって思っていた。
大人になった今、我が家の庭は色とりどりの花でいっぱい。
「花屋になる」という夢は叶わなかったけど、
たくさんの花に囲まれた生活を送ることができている。
なかでも私のお気に入りはルピナス。
まっすぐに空に向かう、凛とした佇まいが特徴のルピナス。
紫、ピンク、白とカラフルな花が、気分を和ませてくれる。
庭にはチョウチョがヒラヒラと舞っている。
娘はそのチョウチョをつかまえようと、夢中で追いかけている。
私の夢をちょっぴり叶えたこの庭で、娘は草花のはかなさや命の尊さを学ぶことだろう。
心の優しい大人に育ってくれたら…
そんな私の気持ちが、伝わっているといいな。
ストーリーが生まれた背景
「五感を使った体験ができる花のある暮らしをつくってほしい。」
そんな思いからこの花に囲まれた暮らしのストーリーは生まれました。
女性にとって幼い頃に一度は憧れる将来の夢。それは花屋です。
2021年4月に実施した株式会社クラレの調査によると、新小学1年生が将来就きたい職業としてケーキ屋・パン屋、芸能人・歌手・モデル、看護師についで4位に花屋がランクインしています。(※1)
20年前の2001年の2位から常に将来の夢の常連となっている職業です。
なぜ、多くの子どもが花屋になりたいと思うのでしょうか?
きれいな花を見て楽しい気分になるから。
お父さんがお母さんにプレゼントをしているのを見て家族が笑顔になり、嬉しい気持ちになるから。
花そのものだけではなく、花を売ること、飾ること、贈ることで、自分や周りの人が幸せになることを子どもながらに感じるからではないかと思います。
たった1本の花が想像しない暮らしの物語を生み出しているのです。
花の力はすごいですね。
一方、小学校6年生の将来就きたい職業の20位に花屋は入っていません。(※2)
保育士や看護師が上位になっています。
恐らく6年間の経験の中で自分を成長させてくれる、支えてくれる存在をより身近に感じて自分もなりたいと思う子どもが増えたのではないかと思いました。
決して花屋の人気がなくなったとか、現実的になったということではないように感じます。
順位に関係なく、人を喜ばせたい、笑顔にしたいという想いが子どもにはあり、それを職業としたいと考えているのではないでしょうか?
順位の職業を見ているとそんな風に感じました。
たとえ花屋という職業に就いていなくても、たった1本の花があるだけで幸せな気持ちになれるのではと感じます。
大人になった今、そんな夢を小さく叶える庭での暮らし方。
そして子どもにも花を通して、様々な体験・経験をしてほしい。
草花の成長を感じて、一喜一憂する。
新しい発見がある、花に囲まれた暮らし。
大きさや花の量ではなく、花があることで心満たされる暮らし。
幼い頃に描いた夢を、大人になった今、小さく叶えてみるのはいかがでしょうか?
ト組では、花屋のような外空間のコーディネートや花のある暮らしを楽しめるガーデニング雑貨やプランターなどもセレクトしています。
出所:
(※1)株式会社クラレ 将来就きたい職業、就かせたい職業 2021年 女の子編
https://www.kuraray.co.jp/enquete/2021/girls
(※2)2020年度版 小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」 女の子編
https://www.kuraray.co.jp/enquete/2020_s6/girls