
足元に注目!散歩で新たな発見と健康を。
早速ですが、少し立ってみてください。
立ったとき、つま先は地面についていますか?
子どもの95%以上がつま先と地面が十分に接地していないことがわかったそうです。
足元は健康に重要な役割がある
山梨大学の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)における研究成果」で発表された結果ですが、このつま先と地面が十分に接地していない状況を「浮き趾」と呼ぶそうです。
大人の場合、体を支える力が低下することで転倒したり歩幅や歩行速度などに影響があるとされているそうです。
この研究では子どもにもその影響があるのかを調査するために7歳~8歳の子どもを対象にその関係性を調べています。今回の研究結果では子どもの立っている姿勢の安定性に直接関係していないことが分かったとされていますが、大人になる転倒しやすくなるかもしれないというのは心配ですよね。
子どもの健康だけでなく、大人になってからや自分自身の健康はとても大切です。
散歩をして足元に注目してみよう
この研究の背景には生活様式や生活習慣の変化に伴い、また子どもの外遊びの頻度の低下などによるつま先の機能不全に関連して注目されていることがあるそうです。
こんなところにもソト(外)で過ごすことによる健康に関わるヒントが見つかりそうです。
ソトニアルが今回オススメするのは、
近所を散歩しよう!
です。
お出かけがなかなかできずに外出する機会が減ってしまった。そんなときにオススメなのが近所を散歩してみることです。
身近なところを歩いてみると実は知らなかったこと発見がたくさん見つかります。
”キレイな花が咲いている。”
”こんなところにオシャレな雰囲気のお店があった。”
”すれ違う方と会釈を交わしてコミュニケーション”
当たり前だと思っていた景色がいつもと違って見えたり、新しい出会いが見つかります。
今回のテーマである足元を見てみると、
かわいいデザインの石が敷いてあって楽しい。
なんていう、ちょっと変わった楽しみ方だってあります。
そういう道を踏みしめて歩くだけで自然と足元に意識が向くような気がします。
まちも地域もお庭もまるで違った世界に見えるかもしれないですね。
外の景色の変化を散歩時間を変えて楽しむ
散歩するならいつがいいの?
ソトニアルではいつでも楽しいと思っています。
朝や昼間は家族の影が伸びる様子を楽しむ、夕方や夜はライトアップされる植物を違った角度で眺める、ソト(外)でしか出会えない景色は春夏秋冬、朝昼夜、晴れ曇り雨、そのときそのとき無限の楽しみ方があります。
足元に注目しながら近所を散歩してみることで新たな発見やちょっとだけ健康を意識したソト(外)での過ごし方のひとつになれば嬉しいです。
そのときは、足元ばかりを見て前を見るのを忘れないようにしましょう。
立ち止まってまわりの様子を確かめてから新たな出会いにワクワクしましょう。
ト組では、ソト(外)で過ごす過ごし方のヒントの発信やソト(外)での暮らしが豊かになる空間コーディネートを行っています。
またソト(外)を感じるきっかけや関心を持ってもらえるようなワークショップも定期的に実施しています。これからもソト(外)とつながる新しい発見をお伝えしたいと思います。
今回ご紹介させていただいた研究結果
山梨大学子どもの浮き指の頻度と静止立位安定性との関係
子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)における研究成果
https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2021/05/20210528pr.pdf